2023年12月6日

火事のお話

令和5年も、12月となりもうすぐ年の瀬となります、年の瀬と言えば火を使うことも多くなり火事の多くなるシーズンともいえます。
そこで火事に関するデータを今回はご紹介します。令和2年のデータですが
データから火事の傾向や恐ろしさを少しでも感じて頂きこの時期に火災事故のない備えをしていただければ幸いです。

総死者数は1,326人に住宅火災の死者数の7割は65才以上の高齢者
◆総出火件数
総出火件数は3万4691件です、これはおおよそ1日95件、15分ごとに1件発生したことになります。火災種別では建物火災が1万9365件、林野火災が1,239件、車両火災が1,239件、船舶火災が78件となり建物火災が全体の56%を占めています。
◆火災による損害
火災損害は1,037億、1日当たり2億8,334万、1件当たり299万の損害額になっています。累損棟数は2万7,476件で1日当たり75.1棟、火災1件あたり1.4棟の損害となりました。罹災世帯数は1万7,931世帯で1日当たり49世帯、建物焼損面積は、101万5,053㎡でした。
◆火災による総死者数
建物火災における死者数1056人のうち住宅(一般住宅、共同住宅及び併用住宅)火災における死者数973人で、さらにそこから放火自殺者等を除くと899人となっています。建物火災の死者数に占める住宅火災の死者数の割合は92.1%で、出火件数の割合54.6%に比較して非常に高い。
◆住宅火災による死者数(放火自殺者等を除く)
住宅火災による死者899人のうち、65才以上の高齢者は645人(71.7%)となっている。住宅火災における死者の発生した経過別死者数では、逃げ遅れ448人着衣着火45人、出火後再侵入15人、その他391人でした。
◆出荷原因
総出火件数の3万4691件を集荷原因別にみると
たばこ・・・3104件
たき火・・・2824件
こんろ・・・2792件
放火・・・・2497件
火入れ・・・1684件

などです、データで見ると意外と頻繁に起こっているのがわかると思います。是非とも年末年始火事のない平和な年の瀬をお迎えください。

20231129boujyou.pdf (fdma.go.jp)

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